カテゴリー「写本を読む会」の記事

2016年8月27日 (土)

【宣伝】日比谷図書文化館「古文書塾てらこや」本科コース10月期 情報追加

こんにちは、特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉広報担当です。

10月期の日比谷図書文化館「古文書塾てらこや」本科コースの宣伝に参りました。

当法人代表の講座は、いつもどおり木曜日の18:30~20:30となります。
10月期の日程は、全10回 (10/13、10/27、11/17、12/1、12/15、1/19、2/2、2/16、3/2、3/16)です。

本科コースの詳細は【こちら】です。

また、今回はこの講座でも体験講座を実施致します。
体験講座のお申し込みは【こちら】からどうぞ。

当法人代表の体験講座の日程は、9月29日(木)18:30から。
各講座23名ですので、お早めに。

使用テキストは、国文学研究資料館蔵『源氏物語 若紫』です。

よろしくお願い致します。

2015年9月13日 (日)

【京都/写本】『源氏物語』ハーバード大学本「蜻蛉」写本を読む会(第22回)

こんにちは。
特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉広報担当です。
昨日に引き続いての更新で、本日は写本を読む会の報告となります。

八月はお休みをいただいたので、ワックジャパンでハーバード本「蜻蛉」を読むのは二か月ぶりとなりました。


さて、今回は傍記部分の情報があります。

・「蜻蛉」巻の変体仮名の「阿」について。
→語頭に使用されることが多い。
 「蜻蛉」巻に「阿」は110例。その内、語頭に使われていたのは105例。
 そのほかの語頭でない例も、複合語の中に見られるものであり、「阿」が語頭にあるとも言える例とわかった。

・本文異同から異文の発生事情が明らかに。
→5丁ウラから6丁オモテにかけて、「人二まれ・お尓ゝ(5ウ)・まれ・」とあるところで、興味深い異文がある。

以上二件に関しましては、代表者のブログ【鷺水亭より】の9月12日の記事をご覧いただければ、もっと詳しくわかるかと思います!


10月の【京都】での写本を読む会は……いつも通りの日程で行くと、10月10日(土)午後1時から3時まで、でしょうかね?
また次回もよろしくお願い致します。


2015年7月13日 (月)

【京都/写本】京都でハーバード本「蜻蛉」を読む(第21回)

よてこんにちは!
特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉広報担当です。

広報担当の住んでいる地域は、何だかここ数日でいきなり暑くなったような気がします。
京都も負けず劣らず暑そうです。


■今回の確認事項

・「侍従などに会ひて~」の箇所にある他本の61文字もの異文について。
→問題の異文を持つ写本には、『源氏物語別本集成』の文節番号「520320」から「520684」までが欠文となっている。350文節もの長文なので、内容に大きく関わってくる。
※欠文箇所を『国文学解釈と鑑賞別冊 源氏物語の鑑賞と基礎知識 No.28 蜻蛉』(伊藤鉄也編、至文堂、2003年)の小見出しで表示しています。
代表のブログはこちら→【鷺水亭より

・長文の欠文がありながらも、この時方の宇治行きの部分がなくても、文章はうまくつながっている。
 ここは、『源氏物語』の形成過程が窺われる例になるのではないか、という問題提起に、この日は留めておくことにする。

・ナゾリの部分がいくつか出てきたが、それ以外は特に難しい変体仮名は出てこなかった。

・こうした例は「鈴虫」巻で500文字以上の異文を持つ国冬本が思い起こされる。
→二千円札の裏面には、国宝『源氏物語絵巻』の「鈴虫」巻の本文「十五夜の〜」が引かれているが、その「十五夜の~」の直前で、国冬本は長大な異文を伝えている。
※このことは『源氏物語の異本を読む—「鈴虫」の場合—』(伊藤鉄也著、臨川書店、240頁、2001年)で詳しく述べたことなので、今は省略。


予定していた8月8日(土)は休会します。
次回は、9月12日(土)の午後1時から3時まで!

よろしくお願いします!!


2015年6月27日 (土)

【京都/写本】京都でハーバード本「蜻蛉」/『十帖源氏』を読む

お久しぶりです。
特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉広報担当です。
広報担当は個人的にかなり忙しい日々が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さて。
本日は、6月21日 (日)に開催されました、京都での写本を読む会の報告を致します。

■『十帖源氏』「明石」巻、終了!
・6月21日でこの巻の確認が終了。
・京都も東京と同様に「須磨」「明石」を終えた所で一時休止。

■ハーバード大学本「蜻蛉」
・ここ最近の進行通り「変体仮名翻字版」としての字母の確認。
・異文の問題

ちょっと込み入った話だったので、画像つきの代表者のブログを見ていただいた方が、早いと思います。
代表者ブログはこちら→【鷺水亭より】:2015年6月21日 (日)


そして、次回の日程です。
次は、7月11日(土)の13時から15時までとなっております。
第二土曜日なのは変わりませんが、今回で『十帖源氏』の確認が終わりましたので、終了時間は15時となります。
お気を付け下さい。

また、8月の開催は、8日(土)の13時~15時となりました!

よろしくお願い致します!


2015年5月21日 (木)

【京都/写本】京都で『源氏物語』ハーバード大学本「蜻蛉」/『十帖源氏』を読む

どうもこんにちは!
特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉広報担当です。

今日はハーバード大学本「蜻蛉」を読むのと『十帖源氏』の報告です。
実は「蜻蛉」は2月以来でした。

久し振りの翻字再開だったので、読んだのは1丁(2頁)分です。


■「蜻蛉」確認事項
・ひらがな「お」の字母は本当に「於」なのか。→今回読んだ範囲の2箇所の「おもふ」(右2丁表・左2丁裏)について。
・その他、紛らわしい字体→「者(は)」「世」「支(き)」など。
※3丁表7行目まで読みました。

■『十帖源氏』確認事項
・変体仮名混合版に書き換える作業中。
・濁音→『十帖源氏』の本文に濁音がない場合は付けない。
・「明石の上」=翻字ではそのまま「明石の上」、現代語訳では「明石の御方」に統一。
・「紫の上もり聞給八ん」の現代語訳→「紫の上が他人から聞くのも」
・「み可と御めのなや三をもく」現代語訳→「朱雀帝は再びひどく目を患い」とする。「悩み」と「病」が「重く」なったことを検討。


次回は、6月21日(日)の午後1時から5時です。
普段とは曜日が異なりますので、ご注意ください!
日曜日に開催するのは、初めてです。

さらにその次は、7月11日(土)!
この日はいつも通りの土曜日になります。
よろしくお願い致します。

それでは!


2015年3月15日 (日)

【京都/写本】京都で『源氏物語「蜻蛉」』の写本/『十帖源氏』を読む

どうもこんにちは! 特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉広報担当です。

今月は3月15日に写本を読む会を開催しました。

何の気なしに、気紛れに振り返ってみますが、ベースはこれでしたね!
世界中の源氏写本すべてを翻字するプロジェクト

色々と意見を言い合ったり相談して、今後とも良い会、良い運営が出来ればと思います。


……というわけで、少な目ですが、写本を読む会の情報発信は以上です。
次回は4月4日(土)の午後1時からとなります!
よろしくお願いします!!


今回は続けてもう一件宣伝があります。
同時更新の情報はこちら!→ 「京ことば源氏物語」HP・全五四帖連続語り会

2015年3月 1日 (日)

【京都/写本】京都で『源氏物語「蜻蛉」』の写本(第16回)/『十帖源氏』を読む

お疲れ様です。
特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉の広報担当です!

2月28日(土)に、京都で写本を読む会がありました。

前回より、写本の翻字は「変体仮名混合版」で確認しています。
進み具合は3行半で、ゆっくりです。

もちろん『十帖源氏』の方も「変体仮名混合版」ですね。

代表者のブログはこちら!→【鷺水亭より
ぜひ主観的に味わってくださいませ。

次回はあまり日がないのですけれど、3月14日(土)ホワイトデーの、午後1時からです。
場所は同じくワックジャパンです。

2014年12月 6日 (土)

【日程お知らせ】新年一回目の「京都で『源氏物語「蜻蛉」』の写本を読む会」の日程について

新年一回目の「京都で『源氏物語「蜻蛉」』の写本を読む会」の日程について

どうも、おはようございます。
特定非営利活動法人<源氏物語電子資料館>の広報担当です。

12月に突入し、かなり寒くなって参りました!
一部の地域では雪が積もって大変そうです。
充分にお気を付け下さい。


さて。
2015年一発目の「写本を読む会」は、1月17日(土)午後1時からとなります!
ご参会のほど、よろしくお願いします。
開催は場所はいつもの「ワックジャパン」です。

それから、今まで写本を読む会の後に『十帖源氏』を読む(午後3時から)ことにも取り組んでいたのですが、今確認をしています「明石」巻が終わり次第、しばらくお休みさせていただきたいと思います。
多言語翻訳の方が追い付かないので、東京の方と歩調も合わせたいですし。


それでは。
恐らく、今年中のNPOの宣伝はこれにて終了になるかと思います。
2014年は本当にお世話になりました!
2015年も、良いお年をお迎えください。

特定非営利活動法人<源氏物語電子資料館>
広報担当


2014年11月 9日 (日)

【京都/写本/十帖】京都で『源氏物語「蜻蛉」』の写本を読む・『十帖源氏』の会の休止

先日、次の更新の日には写本を読む会のお話ができると思っていたのですが。
体調不良による欠席者が多かったらしく、急遽休止になったとのことでした。

残念ですね。
でもまあ、東京の方でも何回かそういう時はありましたし、気長に行ければと思います。

まあ、今週は図書館での報告もできましたので、広報担当としてはほくほくです。
ふふふ。

次回の日程が分かりましたら、またお知らせ致します。
ではでは。


2014年10月 9日 (木)

【京都/写本】京都で『源氏物語「蜻蛉」』の写本を読む(第14回)

こんばんは!
特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉広報担当です!!

10月4日(土)に京都で開催されました『源氏物語「蜻蛉」』の写本を読む(第14回)会の報告です!
場所は戻って、ワックジャパンです。

今回は、ハーバード大学本「蜻蛉」巻に書かれている文字の字母が何回出てくるかを調べた結果から始まりました。次の資料をご覧ください。


■漢字かな=26,114字

・止=1,330
・之=1,281
・奈=1,058
・乃=837 可=813
・幾=792 毛=791 天=789 利=757 以=747 多=734
・八=693 己=664 留=653 尓=650
・良=546 久=502
・於=494 左=492 川=482 宇=461 加=444 部=435 礼=433
・比=373 万=370 三=356 給=345 无=341 也=330
・安=296 者=272 世=259 末=255 遠=252 曽=242 寸=238 人=234 計=230 知=226 与=224 女=219 不=219 个=212
・御=196 越=191 仁=189 心=181 保=169 衣=129 踊=129 奴=127 由=124 呂=120 本=117 春=113 阿=103
・武=90 思=81 里=81 美=75 侍=71 能=69 祢=66 和=66 太=60 波=55 二=54 王=50 事=47 須=44 免=43 宮=42 身=33 所=31 江=29 大=29 日=28 殿=28 志=28 母=27 中=26 満=26 古=26 登=25 恵=24 将=21 我=21 累=21 物=18 又=18 為=17 堂=15 飛=15 右=14 井=13 地=13 文=13 君=12 遣=12

■「か」の使用
字母が「可」=813例、「加」=444例
→現在、私たちが「か」として使用している字母の「加」より、変体仮名とされている「可」が二倍も多く出現していることがわかります。

■「た」の場合
字母が「多」=743例、「太」=60例
現在私たちが使用している「た」は「太」のほうですが、これは12倍もの差があり、「多」が圧倒的に多く使われていることがわかる例ですね。

ハーバード大学本「蜻蛉」は鎌倉時代中期に書写されたものだと考えられるので、今の平仮名が明治33年に一つに決められた時の、統一化の基準が知りたくなってくるところです。
「勢(せ)」、「寿(す)」、「起(き)」など、一例も出ない字母も確認。

今後は「蜻蛉」巻の他に「須磨」についても調査をして、また報告が出来ればなと思っております。


さて、いつもならここから『十帖源氏』を読む会なのですが、今回は特別!
古典籍を取り扱うところへ行き、源氏物語屏風絵や源氏絵巻詞書などを実際に見ました。

「屏風や軸物になった物語絵や古筆などを初めてご覧になったので、ことのほか印象深く記憶に刻み込まれたようです。生きた日本の古典文化に触れていただくことができました。」というのは代表者の言葉です。


では次回はまた一ヶ月後です。
11月8日(土)の午後1時から。
場所はいつも通りワックジャパンです。

たくさんの方のご参加を、お待ちしております!

参加希望の方はnpo.gem.info@icloud.comにメールを送っていただくか、代表者ブログ【鷺水亭より】のコメント欄にコメントをお願いします。