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2015年7月13日 (月)

【京都/写本】京都でハーバード本「蜻蛉」を読む(第21回)

よてこんにちは!
特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉広報担当です。

広報担当の住んでいる地域は、何だかここ数日でいきなり暑くなったような気がします。
京都も負けず劣らず暑そうです。


■今回の確認事項

・「侍従などに会ひて~」の箇所にある他本の61文字もの異文について。
→問題の異文を持つ写本には、『源氏物語別本集成』の文節番号「520320」から「520684」までが欠文となっている。350文節もの長文なので、内容に大きく関わってくる。
※欠文箇所を『国文学解釈と鑑賞別冊 源氏物語の鑑賞と基礎知識 No.28 蜻蛉』(伊藤鉄也編、至文堂、2003年)の小見出しで表示しています。
代表のブログはこちら→【鷺水亭より

・長文の欠文がありながらも、この時方の宇治行きの部分がなくても、文章はうまくつながっている。
 ここは、『源氏物語』の形成過程が窺われる例になるのではないか、という問題提起に、この日は留めておくことにする。

・ナゾリの部分がいくつか出てきたが、それ以外は特に難しい変体仮名は出てこなかった。

・こうした例は「鈴虫」巻で500文字以上の異文を持つ国冬本が思い起こされる。
→二千円札の裏面には、国宝『源氏物語絵巻』の「鈴虫」巻の本文「十五夜の〜」が引かれているが、その「十五夜の~」の直前で、国冬本は長大な異文を伝えている。
※このことは『源氏物語の異本を読む—「鈴虫」の場合—』(伊藤鉄也著、臨川書店、240頁、2001年)で詳しく述べたことなので、今は省略。


予定していた8月8日(土)は休会します。
次回は、9月12日(土)の午後1時から3時まで!

よろしくお願いします!!


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