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2014年6月27日 (金)

【京都/十帖】京都で『十帖源氏』を読む「明石_その4」

ハーバード大学本『源氏物語』の「蜻蛉」巻を読んだ後は、『十帖源氏』を読む会となります。
現在「明石」巻です。
問題となったことを、以下に列記しておきます。


・「風なをり、雨のあししめりて」というところ
……「なをり」と「しめりて」をどうするか?
→「風が弱まり、雨は止み」と訳す。

・「みちくるなごり」は、「なごり」をどうするか。
→「満ちて来た影響で」とする。

・「あまどもの、きゝもしり給はぬ事どもを、さへづりあへるもめづらかなり」
→時間をかけて討議しました。

まず、「きゝもしり給はぬ」は「聞きなれない」となりました。
続く「さへづりあへる」という言葉については、鄙の地の漁師たちの様子がイメージできるような訳にした。
「言い合っているのも、都では珍しいことです。」とすることで、鄙の地と都との違いを意識した訳になった。


今回の訳は、簡潔でわかりやすい表現になったと、参加者一同満足しています。
回を重ねるたびに、海外の方々のための、わかりやすい現代語訳という感触が掴めるようになりました。

「明石」を読み終わったら、現代語訳を公開しますので、それまでしばらくお待ちください。

次回、『十帖源氏』「須磨」を読む会は、7月19日(土)午後3時から5時まで。
場所は、いつもの京都御所南にあるワックジャパンです!


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