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2014年6月22日 (日)

【京都/写本】京都で『源氏物語』「蜻蛉」の写本を読む(第11回)

2014年6月21日土曜日、本日も京都のワックジャパンにて、ハーバード大学本『源氏物語』の「蜻蛉」を読む会が開催されました。


まずは「蜻蛉」
今回の開始は、蜻蛉5丁裏の確認から。


・「可(か)」と「加(か)」の書き分けに何か法則性はあるのか?という疑問
→これまで「可」=54ヶ所、「加」=27ヶ所。
 明治期の国語改革の、ひらがなを選択する基準は何だったのか。

・行頭に「侍」と「給」が並ぶのは珍しい。
・「蜻蛉」で初めて「江」を字母とする「え」が登場。

・写本の変体仮名を確認した後に、諸本の本文異同の確認をする。
→ある本文には、特異な異同が頻出。
 なぜこれほど本文が違うのか、その理由をいろいろと想像。
 61文字も追記されている部分がある(書写しつつ書き足した、あるいは書き改めたということでは説明しにくい)

・「18文字(桝形本の1行分)」も余計に文字が追加されている箇所を二例取り上げる。
→その中に出てくる「わづらはしう」と「あやし」と言う言葉が、人物像をどう具体的にしていくのかを考える手立てを提示。

しかし、いずれもこの集まりでは解決不可能。
とは言え、大島本のみで物語の本文を読むということの危険性は、参加者に十分に伝わったはず。


次回、7月の古写本を読む会は、7月19日(土)午後1時から2時半までです。
場所は、いつもの京都御所南にあるワックジャパンです。

お近くの方で参加してみようとお思いの方は、連絡をいただければご案内のメールをさしあげます。
気軽にご参加ください!

代表者ブログ→【京都で『源氏物語「蜻蛉」』の写本を読む(第11回)


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