« 【講演会】NPO設立1周年記念公開講演会、終了! | トップページ | 「源氏物語の世界」HPを追加 »

2014年3月27日 (木)

【東京/十帖】東京で『十帖源氏』を読む「若紫」(その3)

特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉広報担当です。
NPO設立1周年記念公開講演会から日をあけずに東京で『十帖源氏』を読む会の報告を致します。


本日の読む会は、3月25日 (火)にいつも通り「あんさんぶる荻窪」で行われました。
前回は北山で若紫が雀を逃がしたと言って泣いていた場面までだったので、今回はその後からです。

・北山で僧都が、光源氏に次のように語る場面

僧都打わらひて、「うちつけなる御夢語
かな。故按察大納言世になくなる。其北方はなに
がしがいもうとにて、世をそむきしが、大納言のむす
め一人をもてあつかひしを、兵部卿宮かたらひ給ひ
しがなく成て、物おもひにやまひづく」など申給ふ。(48丁表)

「兵部卿宮かたらひ給ひしがなく成て」をどう訳すか?
『源氏物語』の原文と『十帖源氏』のここは、かなり省略されている。

娘が兵部卿宮の正室への心労から亡くなった、という意味では受け取れない。

この『十帖源氏』の文章だけを素直に読むと、兵部卿宮が娘の元に来なくなった、という意味にとるのが自然だ。
つまり、ダイジェスト化に伴って、文章の意味がズレてしまっているところである。

ということで、『十帖源氏』のこの現代語訳は以下の通り。

「僧都」は笑いながら、「突然夢語りですか。(ずいぶん前に)「按察大納言」が亡くなりました。その妻(尼君)が私の姉で、出家して尼になり、「按察大納言」との間に生まれた娘
一人の世話をしていました。その娘の家に兵部卿宮が通っていたのに来なくなったので、娘は物思いから病気になってしまったのです」などと言います。


次回は、4月22日(火)午後6時半、場所は同じく「あんさんぶる荻窪」
突然の参加も歓迎です。
いろいろな言語を使っておられる留学生の方の参加も、楽しみにしています。

興味のある方は、このブログか、HPに記載されているメールアドレス(npo.gem.info@icloud.com)か、代表者ブログ【 鷺水亭より】からご連絡ください!


« 【講演会】NPO設立1周年記念公開講演会、終了! | トップページ | 「源氏物語の世界」HPを追加 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1913943/55534258

この記事へのトラックバック一覧です: 【東京/十帖】東京で『十帖源氏』を読む「若紫」(その3):

« 【講演会】NPO設立1周年記念公開講演会、終了! | トップページ | 「源氏物語の世界」HPを追加 »