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2014年3月 1日 (土)

【東京/十帖】東京で『十帖源氏』を読む「若紫」(その2)

特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉広報担当です。
本日は2月25日 (火)に東京の「あんさんぶる荻窪」で開かれた『十帖源氏』を読む「若紫」第二回の報告を致します。

インドからの留学生と中国の研究生のお二人も参加してくれています。
海外で翻訳してもらいやすい『源氏物語』の現代語訳を作っている集まりです。


今回は『源氏物語』で最も有名な、雀が逃げたと言って若紫が泣いている場面から!

(1)「しろきゝぬ、山ぶきゝて」
(若紫の着物について)
担当者訳→「白と黄色の着物を重ね着して」

「しろきゝぬ」=下着扱い(『新編日本古典文学全集』小学館)
下着なら「きぬ」ではなくて「ひとえ」
つまり、ここは白の袿になるはず。
「山ぶき」も、単衣ではなくて袿。

……とすると、白の衣と山吹の衣と、どちらが上に羽織っていたのか?
これは、どちらの可能性もあり、ここでは決めかねる。
結論は、担当者の訳を踏襲しつつ→「重ねて着て」とした。

(2)「かほあかくすりなしてたてり(顔赤く擦りなして立てり)」
(若紫が雀が逃げたと言って泣いている場面)
担当者訳→「顔を赤くこすって立っています」

しかし、言葉の並びが不自然であり、
また、インドでは、顔を赤くするのは怒っている時と受け取られかねない、とのこと。
恥ずかしさから、顔を赤らめることでもない。
その結果、「(零れる涙を)擦って顔を赤くして立っています。」という訳に落ち着く。

(3)「やり水」について
中国では?インドでは対応する言葉があるらしい。
結果として「庭を流れる水」とした。


興味のある方は、このブログか、HPに記載されているメールアドレスか、代表者ブログ【鷺水亭より】からご連絡ください!

英米語以外のネイティブの方は大歓迎です。
古典文学の知識は不要ですのでご安心を。


次回は、3月25日(火)午後6時半から(2時間)
その次は4月22日(火)で、同じく午後6時半からとなります。

東京の『十帖源氏』を読む会の場所は「あんさんぶる荻窪」ですが、会議室の場所は毎回変わる可能性があります。
3月25日(火)は、「2F 図工室」です!


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